低周波機器によって
育毛剤を浸透させる危険性
低周波機器で強制的に育毛剤を浸透させると大切な組織が壊れる!
低周波機器を利用して育毛剤を頭皮の奥深くに浸透させる育毛法があります。浸透力を上げることで通常よりも高い効果を期待してのことですが、適切な方法とは言えません。本来なら浸透するはずのない成分を電気の力で強制的に染み込ませているのですから自然な行為ではないのです。例えるなら空気がたくさん入っている風船に、もっと空気を送り込むようなもの。風船は入ってくる空気に耐え切れず破裂してしまいます。それと同じように、体内に入ってくる過剰な成分や蓄積される老廃物に耐え切れず頭皮は悲鳴を上げてしまうでしょう。詳しい仕組みや実際にあった事例などを紹介していきます。


育毛剤を浸透させる器具に
対する世間の育毛論
市販薬の使用や生活環境の改善だけでは育毛効果が見られなかったため低周波育毛機器によって育毛を試みる人がいます。例えば育毛剤を頭皮の奥深くへ浸透させる機器などがあり、「普通に頭皮表面に塗るよりも高い効果が期待できる」というものです。ただ海外では一般的な育毛法として利用されているものの、日本ではあまり注目を浴びていません。いくつかの原因があると言われていますが、その1つが「低周波機器のみを使用して薄毛が改善された事例が証明されていないこと」。機器を利用したことで薄毛が改善されたと話す人はいますが、それ以外の薄毛対策をしていなかったかどうかの証明はなされていません。低周波機器による育毛法は、正しい効果の証明がされていない方法なのです。
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噂の起源
『もっと髪を増やしたい』『すぐに薄毛を改善したい』と焦り、クリニックの医師に言われるがまま受けてしまうケースが多い低周波機器。専門知識を持っていないので、『この頭皮状態では危険』という医師の言葉を鵜呑みにしてしまうのでしょう。その後クリニックで治療を受けた人がその話を周りにすることで、「浸透させる機器を使うと効果が高いらしい」という噂が広まっていったのだと考えられます。しかし、特に頭皮下へ強制的に注入するような機器の使用は危険です。本来育毛剤はそのままの浸透性で十分な効果が発揮できるように調整されています。機器を使って無理に浸透させることは必要のないところまで成分を届けたり、成分を過剰に浸透させたりすることにつながるのです。何事もやりすぎは禁物。過剰に注入された成分があらゆるトラブルを招いてしまいます。
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実際には…
私たちの身体を覆っている皮膚は強力なバリア機能を担っています。お風呂に入っても体内に水が入りこまないのはこのバリア機能のおかげ。本来であれば酸素しかバリアを通り抜けることができません。そこに機器を使用して強制的に育毛剤を浸透させると、水分が頭皮下に溜まりブヨブヨとした状態になってしまうのです。余分に浸透させられた成分は老廃物となって頭皮下に溜まり、周辺の皮膚を傷つけたり化膿させたりします。こうして薄毛の状態がより深刻化。回復が大変なほどに頭皮の状態を悪化させてしまうのです。通常であれば入り込まない成分が大量に頭皮へ蓄積されるので、どんなトラブルが起こるのか計り知れません。
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ルチアサロンでの症例エピソード
育毛剤を浸透させる機器を使用しながらサロンへ訪れたある男性のエピソードです。機器によって膨大な量の不純物が蓄積された頭皮からは、膿が流れ落ちている状態でした。育毛剤のあらゆる成分が頭皮の奥まで入り込んでしまったせいで、皮下組織が破壊されていたのです。父親の薄い髪の毛を見て「自分も遺伝するのではないか」と考えてのことでした。男性はまだ20代。しかし育毛浸透機器を使用した代償は大きく、本来なら2年もかからないで完了する施術に5年の歳月がかかったと言います。気の毒な話ですが、ダメージを受けた頭皮でも適切な洗浄方法で頭皮を清潔に保てば回復が見込めることが証明された症例でもありました。
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東田 雪子さん
エステティシャン引用元:株式会社ルチア
https://www.lucia-jp.com/ -
- 経歴
- 株式会社ルチア代表取締役
1988年厚生省認可社団法人日本厚生協会認定一級健康美学とエステティック技能士資格取得
1989年第3回サンテ・エステティシャンコンクール優勝
1990年エステティックスペシャルカウンセラー資格取得
その後株式会社ルチアを設立し育毛への研究開発に着手。
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- 薄毛に悩む方へ
- 薄毛は簡単に治ります。エステティシャンとして長年美肌づくりに携わってきた私は、髪と肌の成分が同じと知って、自分の髪の悩みを解消すべく、髪の研究に没頭しました、そして、薄毛が治ることを確信しました。日焼けなどで失われてしまった表皮が再生するように、何らかの理由で失われてしまった髪も、適切な手入れを施せば必ず蘇ります。