正しいシャンプーのやり方が
健やかな髪の毛の成長に繋がる

正しいシャンプーでキレイな頭皮を保つことが育毛の近道
育毛・発毛を叶えるために最も必要なのは健康で清潔な頭皮です。そのためには正しいシャンプーの方法を把握して毎日きちんとケアすることが重要になります。薄毛に悩む多くの人はこのケアが正しくできていないため、頭皮に余計な負担をかけているケースがほとんど。テレビやネットを通して間違ったケア方法が髪に良いと伝わってしまい、良かれと思ってしている方法が逆に髪を傷める原因となっている可能性があります。ケアの方法が間違っていればいくら念入りにケアをしても期待する効果は得られません。正しいシャンプー・コンディショナーの使い方を身に着けて、本来の毛を取り戻しましょう。
間違いだらけのシャンプー方法

薄毛を改善するには毎日正しい方法で頭皮の洗浄・保護を行ない、清潔な状態を保つことが大切です。薄毛が進行している人は間違った方法で髪をケアしているのかもしれません。毎日のシャンプーが知らぬ間に頭皮へダメージを与え、薄毛・抜け毛の進行を招いているケースがたくさんあります。小さな間違いでも続けると頭皮に重大なトラブルを引き起こすので要注意。「頭皮を傷つけてしまう洗髪方法」をまとめたので、今日からシャンプーの方法を見直してみてください。
- 洗浄力の強いシャンプーで洗ってはいけない
- 浄力が強い成分が含まれているシャンプーで頭皮を洗うと、髪を傷め炎症を起こしてしまう危険があります。洗浄効果が高い洗顔で顔を洗うと肌が荒れてしまうのと一緒。またダメージを受けている頭皮を守るために皮脂が過剰に分泌されるため、フケ・かゆみ・抜け毛の促進につながります。
- 頭皮を長時間洗ってはいけない
- 薄毛の人の中には頭皮の汚れに原因があると考えて5分以上入念に頭皮を洗う人がたくさんいます。しかし、シャンプーの中に含まれる汚れを落とす成分は、頭皮を刺激しすぎてしまうため洗いすぎは禁物。皮膚がむけてしまったり吹き出物の原因となります。
- シャンプーをつけたまま放置してはいけない
- 洗浄効果を高めようとシャンプーをつけたまましばらく置いたままにするのは頭皮にダメージを与えてしまうので止めましょう。かゆみが発生し抜け毛の原因になります。汚れを落とすための洗浄成分が髪の毛へ浸透してしまうと、枝毛・切れ毛・パサつきなどが起こり髪にも良くありません。
- ツメをたてて洗ってはいけない
- 汚れを落とそうと爪を立ててひっかくように洗う行為は頭皮トラブルを引き起こします。顔や腕を爪でひっかくとすぐに傷がつきますよね。爪によって剥がされた角質はフケになり頭皮環境を悪化させます。ひっかいてできた傷口からシャンプーが染み込めば、発毛に大切な頭皮の組織を弱らせることにもなるのです。
- ブラシなどを使用してはいけない
- 濡れた頭皮はとてもデリケートな状態。ブラシによる刺激は強すぎて、摩擦によるダメージや角質のはがれを強める原因になります。ブラッシングによって抜け毛が増えたり、ブラシの先端が頭皮に傷をつくってしまうので危険。フケ・かゆみ・皮脂の過剰分泌を招き薄毛を悪化させます。
- 髪の毛だけを洗ってはいけない
- 髪の毛だけをこすりあわせるように洗う方法は、髪を覆っているキューティクルを壊すことに繋がるので注意してください。枝毛・切れ毛などのトラブルが発生し、毛髪が傷つくことで抜け毛にも影響を与えてしまいます。頭皮を洗う時に髪も洗うことができるので、意識的に髪だけ洗う必要はありません。
- 揉むようにゆるく洗ってはいけない
- 髪が健康に育つ頭皮環境を整えるには頭皮の汚れをキレイに取り除かなくてはいけません。揉むように洗っただけでは古くなって剥がれ落ちた角質(アカ)が洗い流れず、頭皮に蓄積されていきます。これが原因となって抜け毛が増えてしまうので要注意。指の腹でゴシゴシ洗いましょう。
- 殺菌効果のある成分が含まれるシャンプーで洗ってはいけない
- 私たちの皮膚には「常在菌」と呼ばれている菌が生息していて、雑菌から身体を保護してくれています。シャンプーに含まれている成分の中には常在菌の働きを弱めてしまうものもあるので気をつけましょう。フケ用シャンプーとして売られている商品は常在菌にダメージを与えてしまう可能性が高いです。常在菌がいないと雑菌に対する抵抗力が落ちてしまうので頭皮トラブルの原因となります。
正しいシャンプー方法

間違ったケア方法でシャンプーを行なうと頭皮トラブルを引き起こしてしまうことはわかりました。では、どのような方法でシャンプーを行なえば頭皮へのダメージを抑えられるのでしょうか。正しいシャンプーの方法を5ステップで紹介していきます。発毛・育毛のために絶対必要なのは清潔で健やかな頭皮。そのためには毎日のシャンプーが欠かせません。適切なシャンプー方法で髪の汚れを洗い流し、薄毛の改善につなげていきましょう。洗いすぎは良くないのでシャンプーは1日1回で十分です。夏の暑い日によほど汗をかいたあとでなければ、1日に2回以上のシャンプーは控えましょう。
- まずは髪と頭皮を温水で濡らしていきます。まんべんなく濡らすことでシャンプーの液が髪全体へ行き届き、泡立ちが良くなりますよ。
- 次に適量のシャンプーを手のひらへ出します。大きさは500円玉程度でOKです。もう一方の手の指先ですくい取っていきましょう。
- 手に取ったシャンプーの液を頭皮の数か所へ少しずつ塗っていきます。シャンプーの役割は頭皮表面の汚れをしっかり落とすこと。頭皮へつける前に薄めたり泡立てたりすると洗い残りの原因になり、フケやかゆみを引き起こしてしまうので、濡れた頭に直接塗るようにしてください。
- 爪を立てないようにして両手の「指の腹」で頭皮全体を洗っていきます。汚れをしっかり落とせるようにゴシゴシ洗いましょう。長時間のシャンプーは頭皮にダメージを与えてしまうため、洗髪時間は頭皮全体で30秒以内!洗いすぎに注意してください。
- 頭皮に残ったシャンプーは頭皮を傷める原因になるので念入りにすすぎを行ないます。髪の毛1本1本を洗わなくても、シャンプーの泡が汚れを吸着して洗い流してくれるので大丈夫。シャンプーで汚れを落としたあとはコンディショナーで潤いを保護することが大切です。
シャンプーだけでなく、コンディショナーも大事
シャンプーのあとはコンディショナーを使用することによって傷みのない髪の毛をキープできます。男性はシャンプーだけで済ませてしまう人もいますが、より髪が育ちやすい頭皮環境を整えるためにはコンディショナーが不可欠。シャンプー直後の髪と頭皮は保護膜が取り除かれて乾燥気味になっています。そのまま放置しておくと皮脂が分泌され保護膜がつくられるのですが、コンディショナーを使えば皮脂の分泌を抑えながら頭皮を保護できるのでより頭皮の環境を清潔に保てるのです。5つのステップで正しくコンディショナーを使用して頭皮を保護していきましょう。
- 500円玉サイズ程度のコンディショナーを容器から手の平に取り出します。コンディショナーは頭皮表皮の水分を保護する役割を持つため、保湿力の高い「レシチン」や「ヒアルロン酸」が含まれているものがおすすめです。
- コンディショナーを取った手のひらにもう一方の手のひらを重ねるようにして液を両手になじませていきます。
- コンディショナーを手になじませたら髪全体につけていきましょう。コンディショナーは頭皮に直接つける必要はありません。毛先を軽く押さえるようにしながら塗っていきます。
- コンディショナーを塗ったら2~3分そのまま置きましょう。この間に髪を保護する成分がしっかり浸透していきトリートメント効果が倍増します。
- しばらく置いたら5~8秒ほどで軽くすすぎましょう。このとき洗い流されたコンディショナーが頭皮にも有効成分を届けてくれます。コンディショナーの種類にもよりますが、髪を保護するためにはぬめり感を残すのがポイント。残ったぬめりが頭皮と髪の保護膜となってくれます。
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東田 雪子さん
エステティシャン引用元:株式会社ルチア
https://www.lucia-jp.com/ -
- 経歴
- 株式会社ルチア代表取締役
1988年厚生省認可社団法人日本厚生協会認定一級健康美学とエステティック技能士資格取得
1989年第3回サンテ・エステティシャンコンクール優勝
1990年エステティックスペシャルカウンセラー資格取得
その後株式会社ルチアを設立し育毛への研究開発に着手。
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- 薄毛に悩む方へ
- 薄毛は簡単に治ります。エステティシャンとして長年美肌づくりに携わってきた私は、髪と肌の成分が同じと知って、自分の髪の悩みを解消すべく、髪の研究に没頭しました、そして、薄毛が治ることを確信しました。日焼けなどで失われてしまった表皮が再生するように、何らかの理由で失われてしまった髪も、適切な手入れを施せば必ず蘇ります。