危険な薄毛の兆候と対処方法

日常に溢れる、危険な薄毛の要因を知っておく
このページでは、頭皮環境の悪化やストレスなどわかりやすく薄毛を促進するものから、育毛剤やブラシといったヘアケアでも脱毛リスクがあることまで、危険な薄毛に対する対策などを紹介します。
知識不足な状態で過度な手入れをセルフケアで対処してしまい、頭皮の状態をより悪化させてしまうケースが多く見られます。

頭皮の汚れ、炎症による薄毛

頭皮が汚れた状態だと皮膚呼吸が十分にできなくなり、髪を成長させる毛母細胞が酸素不足で弱ってしまうのです。その結果、生えてくる髪が細くなり、抜けやすくなり、そして薄毛になっていくわけです。
なお、皮脂は頭皮を守るために皮脂膜を作ります。これは汚れではなく、乾燥や肌荒れから肌をカバーする役割を担っているものであり、薄毛を引き起こすわけではありません。
一方、シャンプーのチョイスが合っていないなど洗髪方法が間違っていることで頭皮が肌荒れを起こして薄毛の要因になってしまうこともあります。
シャンプーが合っていないとかえってフケが増えたりすることがありますが、洗浄力の強過ぎるシャンプーを使ったり、強く洗い過ぎたりすることで頭皮にダメージを与えて、それがかゆみや炎症となるわけです。
ストレスは発毛の敵

「ストレスで毛が抜ける!」
これはマンガなどフィクションの世界の話しではありません。もちろん、瞬間的にバサッと髪が抜けるということではありませんが、ストレスを受けると頭皮の毛細血管が収縮して、結果的に毛母細胞に酸素や栄養が十分に行きわたらなくなって、髪が細くなったり抜けやすくなったりするわけです。
そもそも毛母細胞に血液を供給している頭皮の毛細血管は、文字通り毛髪よりも細い血管なので、ストレスの影響を受けやすいともいえます。毛細血管は生活習慣病とも多いに関係があって、コレステロールが溜まったり、加齢で毛細血管が衰えることでも、薄毛の要因になることがあります。
育毛剤をつかって髪の毛が抜ける

若くて、まだ薄毛というほどの状態でもないのに、将来を悲観してやたら育毛剤を使ってしまう人もいます。育毛剤に有効成分が含まれているのは確かですが、頭皮環境に合っていない育毛剤を使えば使うほど、それは不純物の蓄積になってしまうことがあります。
ブラシ・パッティングマシーンなどによる頭皮への自傷行為

スカルプシャンプーという頭皮ケアをアピールした製品の中には頭皮ケア用のブラシがセットになっているものがあります。イメージ的には毛穴に詰まった汚れをブラシの毛先が掻き出してくれるように感じるかもしれませんが、これも要注意!
健康や頭皮でも毛穴からは皮脂が分泌されて、それが皮脂膜として頭皮を保護してもいます。それをブラシで掻き出してしまうと皮脂の分泌量が逆に増えてしまうこともあるのです。
また、ブラシで頭皮を擦ることで頭皮がキレイになると思い込みがちですが、刺激や摩擦によって角質が失われたり頭皮にダメージを与えてしまうこともあり、これが頭皮トラブルの要因となって薄毛に連鎖するという不幸にもなりかねません。
静かに迫りくる薬害による薄毛

ここでいう薬害とは特定の薬物に関するものではなく、毛髪の機能として老廃物を体外に排出するプロセスにおいて、薄毛のリスクがあるということを紹介します。
抗がん剤や放射線治療などは副作用で脱毛することが知られていますが、日常的な飲み薬や塗り薬なども用法用量を守らず濫用していると、余った成分などが老廃物として頭皮に集まってきてしまうのです。これが通常の老廃物排泄機能をオーバーしてしまうと脱毛に至ります。
こうした影響は特殊な薬に限らす、ハンドクリームやアトピー用の塗り薬など、頭皮以外の部位に塗ったものでも無関係ではないので、日頃から注意が必要です。
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東田 雪子さん
エステティシャン引用元:株式会社ルチア
https://www.lucia-jp.com/ -
- 経歴
- 株式会社ルチア代表取締役
1988年厚生省認可社団法人日本厚生協会認定一級健康美学とエステティック技能士資格取得
1989年第3回サンテ・エステティシャンコンクール優勝
1990年エステティックスペシャルカウンセラー資格取得
その後株式会社ルチアを設立し育毛への研究開発に着手。
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- 薄毛に悩む方へ
- 薄毛は簡単に治ります。エステティシャンとして長年美肌づくりに携わってきた私は、髪と肌の成分が同じと知って、自分の髪の悩みを解消すべく、髪の研究に没頭しました、そして、薄毛が治ることを確信しました。日焼けなどで失われてしまった表皮が再生するように、何らかの理由で失われてしまった髪も、適切な手入れを施せば必ず蘇ります。