母方祖父の
ハゲの遺伝に怯える
20代男性のケース


母方の祖父が薄毛なの
ですが...将来自分も
ハゲるんでしょうか?
自分はまだ実際に薄毛で悩んでいるというほどではないのですが、もともと髪は細めだし、あまり毛量が多いとも思えません。友人からは冗談半分とはいえ、「将来ハゲるんじゃね!?」的なことをいわれたのも一二回ではなく、これから30代が近づくにつれて、髪が薄くなるのではないかと心配になっています。
さらに不安をかき立てるのが、母方の祖父の存在。典型的なU字ハゲで、あれを見てしまうと自分の将来も同じになるのではないかと悲観的になってしまうのです……。
薄毛は遺伝しないので親族に髪が薄い人がいても心配は要りません
多くの人が、薄毛が遺伝すると考えていますが、そもそも薄毛は遺伝ではありません。
髪の毛は体内で消化しきれなかった老廃物を体の外へ運び出す役割があります。
当たり前のことですが、人が生きて食事をする限り老廃物が発生します。
髪が生えるのは生命の営みの一部です。その生命の営みをやめても良いという遺伝情報は存在しません。薄毛は遺伝ではありませんので、親族に髪が薄い人がいても心配は要りません。
人間の遺伝子に髪の毛の消滅情報は確認されていない

遺伝子情報はまだすべてが解明されているわけではありませんが、毛髪を消滅させるという情報が遺伝子の中にあると確認されているわけではないのです。
そもそも、毛髪は頭部を保護するという役割を担っているもの。温度変化や外的衝撃などに対して、大切な頭部への直接的ダメージを和らげるクッション的な意味あいがあります。また、毛髪には体内の毒素や老廃物を排出する機能もあります。人間が生きていくためには食物などで日々栄養を摂取する以上、それに伴う老廃物の排出も生涯欠かせないわけで、老化は別としても20代で毛髪がなくなるようなメカニズムが遺伝として備わっていると考えるのは無理があります。
実際に薄毛になるケースを調べてみれば、病気やストレス、不摂生など頭皮環境が悪化する要因があって、本来の髪の成長や生え替わりを阻害していると考えるのが自然。
また、薄毛に悩んでいる人の中にも、様々なケアや治療などによって改善されるケースも珍しくはありません。もし、遺伝子に髪の毛の消滅情報が組み込まれていて薄毛になるのだとしたら、遺伝子情報を書き替えもせずに症状が改善されるのも論理的とはいえません。
抜け毛対策と育毛法について

抜け毛対策を考える前に、抜け毛について誤解していないか確認しましょう。
人間には約10万本の毛髪があるとされています。これは毛周期という一定のサイクルに沿って順次に生え替わっていくので、1日に数十本程度抜けるのは当たり前で、全体の毛量としては著しく増えたり減ったりするわけではないのです。
ところが、シャンプーの時に抜け毛を目にして、過度に不安を感じてしまう人がいます。1日の中で自然に抜けた髪は、他の髪と絡まってすぐに落ちるわけではなく、洗髪時にまとまって指に絡みつくことが往々にしてあるわけです。これは20~30本程度あったとしても、さほど心配する必要はありません。
逆に、よかれと思って行っている育毛法にも悪影響を及ぼすものがあります。
育毛トニックの清涼感は頭皮の熱を一時的に奪うもの。これを続けていると頭皮が厚く硬くなるリスクがあります。
頭皮ブラシなどを使っていると、頭皮を保護する皮脂を必要以上に落としてしまい、皮脂の過剰分泌から頭皮環境の悪化につながります。
器具などを使って毛穴の奥に成分を注入するのも要注意。頭皮のガードを自ら破って余分なものが入り込むことで皮膚トラブルになりかねないなど、育毛には正しい知識に基づく正しい方法が不可欠です。
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東田 雪子さん
エステティシャン引用元:株式会社ルチア
https://www.lucia-jp.com/ -
- 経歴
- 株式会社ルチア代表取締役
1988年厚生省認可社団法人日本厚生協会認定一級健康美学とエステティック技能士資格取得
1989年第3回サンテ・エステティシャンコンクール優勝
1990年エステティックスペシャルカウンセラー資格取得
その後株式会社ルチアを設立し育毛への研究開発に着手。
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- 薄毛に悩む方へ
- 薄毛は簡単に治ります。エステティシャンとして長年美肌づくりに携わってきた私は、髪と肌の成分が同じと知って、自分の髪の悩みを解消すべく、髪の研究に没頭しました、そして、薄毛が治ることを確信しました。日焼けなどで失われてしまった表皮が再生するように、何らかの理由で失われてしまった髪も、適切な手入れを施せば必ず蘇ります。