男性ホルモンと薄毛に関連性はない
育毛の新常識
「男性ホルモンが多い=薄毛になる」のウソ
巷には、「男性ホルモンが多いと薄毛になりやすくなる」というウワサがあります。特に、身体の毛が濃い方は男性ホルモンの分泌量が多いことから、「体毛が濃い=薄毛になる」という安易な方程式も一般的に広まっており、よく耳にするのではないでしょうか。
薄毛・抜け毛に悩む多くの方が信じている「男性ホルモンが多い=薄毛になる」というウワサは、実は正しいとはいえません。実際、男性ホルモン「テストステロン」が原因で髪の毛が抜けてしまうというデータは存在しないのです。
男性ホルモン=薄毛の要因
ではない
「薄毛になるのは男性ホルモンの分泌量が多いせいだ」というのが通説ですが、実際のところ、男性ホルモンはそんなに髪の毛に対して大きな影響を与えません。性ホルモンに影響されるのは、胸毛、脇毛、陰毛、すね毛やヒゲなどの一部分だけです。生まれた時から生えている髪の毛や眉毛、まつ毛などはほとんど影響がありません。
もし、男性ホルモンが抜け毛の原因となっているのであれば、男性ホルモンがたくさん分泌される第二次成長期の少年や若い男性の髪の毛がことごとく抜け落ちてしまわないのはなぜでしょうか?
男性が持つ男性ホルモンがピークに達するのは19歳頃だといわれています。一方、女性の場合は35歳のときに男性ホルモンの働きが強くなるそうです。個人差はありますが、「男性ホルモンが多い=薄毛になる」という方程式が成り立つのであれば、19歳の少年や35歳の女性の頭からは髪の毛が消え去っていなければ説明がつきません。
たとえ人よりも多く男性ホルモンが分泌されていても、薬を飲んでまでホルモン分泌量を抑える必要はないのです。それよりも、男性ホルモンを抑制する薬物を飲み続けることで、成分が身体に蓄積されて髪の毛へと運ばれてしまうことの方が問題ではないでしょうか。
髪の毛が生える仕組み
髪の毛は、性ホルモンに影響されることなく生えかわるものです。
また、身体に溜まった毒素を排出し、脳を保護する役目を持っているのですから、年齢や性別で仕組みや構造が変わってしまうことはありません。
特殊な病気を患っている、あるいは頭皮の状態が著しく悪化していない限り、髪の毛がなくなってしまうことはないのです。
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髪の成長に必要な2つの条件
- 髪を健やかに育てるために必要な条件は「酸素」と「栄養素」です。清潔な頭皮からの酸素と丈夫な毛細血管からの栄養は、毛母細胞を生き生きとさせるためには欠かせません。生きるのに酸素と栄養素を必要とするのは、地球上に生息するほとんどの生命と同じです。
さらに、ほどよい「皮脂」でおおわれていることも、健康な髪の秘訣。
皮脂は、健康な頭皮を保つために不可欠な成分です。皮脂をすべて洗い流そうとしてしまえば、頭皮は「皮脂が足りなくなったから、もっと分泌しなければ」と頑張ってしまい、過剰に分泌され、脂性がひどくなってしまいます。
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髪の生えるタイミング
- 新しい髪の毛は、天寿をまっとうした毛が自然に抜け落ちるのと同時に生えてきます。
髪の毛は、便だけでは排出できなかった老廃物を身体の外に排出する役割を持っており、寿命が来れば自然と抜け落ちるものです。
髪の毛は「成長期」「退化期」「休止期」を経て自然脱毛に至るというサイクルを繰り返しており、この周期は「毛周期」と呼ばれています。
・5~10年かけて成長(成長期)
・1ヶ月で毛根を小さくして新毛をつくります(退化期)
・4~5ヶ月間は新毛が育つまでジッと待っています(休止期)
毛周期の間隔には個人差がありますが、このように髪の毛は毎日このサイクルを繰り返しているのです。
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東田 雪子さん
エステティシャン引用元:株式会社ルチア
https://www.lucia-jp.com/ -
- 経歴
- 株式会社ルチア代表取締役
1988年厚生省認可社団法人日本厚生協会認定一級健康美学とエステティック技能士資格取得
1989年第3回サンテ・エステティシャンコンクール優勝
1990年エステティックスペシャルカウンセラー資格取得
その後株式会社ルチアを設立し育毛への研究開発に着手。
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- 薄毛に悩む方へ
- 薄毛は簡単に治ります。エステティシャンとして長年美肌づくりに携わってきた私は、髪と肌の成分が同じと知って、自分の髪の悩みを解消すべく、髪の研究に没頭しました、そして、薄毛が治ることを確信しました。日焼けなどで失われてしまった表皮が再生するように、何らかの理由で失われてしまった髪も、適切な手入れを施せば必ず蘇ります。